強迫神経症

【強迫神経症】

強迫症状を主症状とする神経症。不愉快な感情や非現実的想念が起り,その不合理性や非現実性は理解できるが,その理解に基づいて否定すればするほどさらに強く迫ってきて,どうにも処理できない状態に陥いってしまいます。多くは不安感を伴い,自覚的にも病的と感じられます。たとえば戸締りやガス栓などを何回も確かめないと気がすまない確認強迫などはよくみられるものです。こういう症状を強迫症状 (あるいは強迫症候群) と呼び,健常者にもよくみられますが,それが日常生活を妨げるようになった状態をさします。 10~20歳代に好発する。